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2008年11月19日 (水)

告知

再発がわかり、検査を繰り返す日々。
12月の入院、手術が決まった。
12月21日入院。
12月25日手術。

前にも書いたように、検査前、担当医からの説明で、「デキモノの組織検査で悪性だとわかったら、そのまま蓋をします」と。

どんな手術になるか、そしてそれがどのくらいの時間がかかるのかもわからなかった。
みんな不安だった。

70歳を越した老人に全身麻酔をかけ、大丈夫なのか?
顔を切り開くって、どんな風になるのか?
もし悪性だったら?取れないって?

組織検査はその場ですぐに結果が出るらしい。

朝一番の手術から小1時間程度。

結果は「悪性」。
取らなかった。取れなかった。

組織検査だけだったから、正式には手術とは言わないんだろうけど。
保険会社へ提出した用紙には、「生検術」と記入されていた。
病名は「鼻腔癌」
病理組織診断名「扁平上皮癌」

その日、家族が集められ、担当医から義父の状態の説明があった。

組織検査で悪性化していることがわかったので、今までの説明通り、根治手術は無理だとのこと。

今後の治療方法としては、放射線治療、抗がん剤治療を併用してやるのが一番効果的だろうと言われた。
ただ、年齢的なことや、癌組織のできた場所が顔の内部の方へ入り組んでいるために、放射線治療にもリスクがあることを説明された。
簡単にいえば、顔の中心部付近に癌組織が広がっているために、放射線を直接癌組織に照射できないと言うことだった。
どうしても、眼球や視神経に当たってしまうだろうと。
放射線照射による癌細胞の破壊は、正常な組織へも少なからず影響があるので、癌組織に届く時に同時に放射線が当たってしまう視神経が死んでしまう恐れがあると言われた。
放射線科の先生ともよく話し合って検討して、放射線照射の方向や量を決めると言うけれど、どうしてもそういったリスクは避けられない。
でも、すぐに視神経が死んでしまうわけではないので、治療中に失明するとかではないと言われたけれど、いずれ徐々に視力は落ちてくるだろうと。

抗がん剤投与に関しても、体力がないと続けられないと言う。
抗がん剤を飲むことで、癌細胞に有益な作用をするけれど、体中の免疫を落とすことになるので、特に慎重に経過をみなければいけないと言われた。
やはり、高齢と言うだけで医者も慎重にならざるを得ないのか…

とにもかくにも、やってみないことには始まらない。
でも、そのためには治療が出来るかどうかの判定をまずしないといけないと言う。
義父にどれだけの力が残されているか、また検査がはじまる。

担当医はとにかく今すぐにでも治療を始めたいと強く訴え、放射線科や眼科など他の科の先生とも連携を取り合い、最善の方法を検討しますと言ってくれた。
悪性のガンだと告げられ、義母は、藁にもすがる思いだった…

そのころ、当の本人はまだ左目に大きなガーゼを当て、中身を取ってもらったと思っていた。
でも、今後治療をしていくことで状態はわかるはずで、担当医から本当のことを伝えてもらった。

クリスマスの夜。
義父が病室でさびしくないようにと、子どもとクリスマスの飾りを持って行った。

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